<croquis2010-52>
(2010年6月19日・曇、モデル:美術モデルNo.644d+No.595b)
私の個人クロッキーのモデルを長く続けてくださるRさん、昨秋以来職業モデルとして様々な現場でポーズすること70回以上になるという。一つずつの仕事にベストを尽くし自身に磨きをかける、常に向上を目指している姿には心を打たれる。これはお仕事として捉えるだけでなく、Rさんが美術モデルという行為に心酔するということ生じるているのだと私は感じている。Rさんを描いた描き手からも大変好評と聞く。Rさんから美術モデルは切り離すことはできないに違いない。
そのRさん今日は公開のクロッキー会、女性モデル二人によるダブルポーズである。Rさんのポーズしたダブルポーズクロッキーは2月にも描いた。初めてのダブルポーズながら興味深く描けたが、今日は2度目のダブルポーズ、以前にも増して素晴らしいものになるだろうと私の期待も高まる。
Rさん到着の後、相方のモデルもアトリエに入る。以前描いたことのあるダンサーのモデルである。色白で豊かな体格のRさんとは対照的に引き締まった精悍なプロポーションである。肌の色も濃くショートカットの風貌はRさんと形態的にも対を為し興味深い。
ダブルポーズの成否はモデル同士の感性の一致と考える。初対面ながらうち解けたよい雰囲気の二人のモデル、双方さすがに職業モデルとあってポーズの合間の的確な打ち合わせでダブルポーズでなければ得られないポーズを的確に決めていく。形態的に好ましいポーズだけでなく、モデル同士の心理的な関係性をも表したポーズを視覚化した。
特に二人のモデルが向き合ったポーズ、目を合わせた二人は仲良く会話していた。目を合わせて無言でいるよりも自然な行為であり、ポーズしながら会話することにも全く違和感はなく寧ろそれが自然な行為として感じられた。
二人が一緒に本を見るポーズでも、二人の親密な関わり合いが感じられ好ましかった。同業者のモデル、同じ苦労を共有する立場としてうち解けるのも早いようである。
私が大切にしているモデルのRさん、描く度に美術モデルとして成長していく様は私の誇りでもある。
会の後、描いたクロッキーをRさんと検討する。私の作画意図・志向などRさんはお見通しである。(★★★★★)(22/18+4,27)
| モデル Rさん 感想メール |
| ダブルポーズは何と言っても相手モデルさんとの交流が刺激的です。 現場で顔を合わせると相手の方から小道具の提案があり、 私も以前から集めていたポーズ案の画像をお見せしたりしていると これから始まる時間が楽しみになりました。 ポーズ中に小声でお喋りするのは、私には斬新な方法で少し戸惑いましたが いつもの固まったものではない、自然な表情を見ていただけたので良かったのかなぁと思います。 (モデルとしては、ずっと目を合わせていることの照れも和らぎました) 2人で居ることで、ストーリー性のあるポーズが出来たと思います。 今回も素敵な方と組むことが出来てよかったです。 |