<人間速寫495>
(2010年1月30日・晴、13:30〜18:10、モデル:Rさん・・・29歳女性〜インターネットで応募の美術モデルNo.159z)
今日の個人クロッキーは5年近くに渡って私のためにポーズしてくださるRさんがモデルである。応募モデルの通し番号にその回数表示のアルファベットを付加しているが今回でZ、すなわち26回目となった。もちろん応募モデルとしては最高回数である。これはスケジュールのとりやすさや近隣地域という物理的条件だけでない。それ以上に大切なのは互いの相性・好感関係である。応募モデルの方の中には一度ないし数回のモデルで身体的・精神的に納得する方もいる。私自身が納得し納めている方もいる。また同様に大切なのはモデルの体型から来るポーズの多様性、ポーズへの意欲、美術モデルという行為に関しての強い嗜好性であろうか。つまり「Rさん自身で美術モデルをする行為を愛する」ということである。Rさんはどの点を取っても水準を上回る素晴らしい存在である。
この素敵なRさんを私は独り占めで描いてきた。私だけのためにポーズする存在としてRさんを温存してきたが、長く描いているうちにRさんとの一層の共感・信頼関係が深まり、多くの方たちにRさんを描いてほしいという私の意図、Rさんもたくさんの現場でポーズし自身を高めたいという意図が一致し、今はRさんは職業美術モデルとして意欲的に活躍している。身近な方が美術モデルとして活躍しているのは嬉しいし、Rさんに共感し尊敬する気持ちもさらに高まっている。美術モデルの仕事数の少ない2月でさえ連日のモデル仕事が入っている。Rさんの美術モデルとして全てにおいて素晴らしいという証であろう。
私は個人クロッキーや公開のクロッキー会で多くの美術モデルの方々を描いているが、標準的体型の志向が細身になっている所為か、近年は細身のモデルの方が多くなってきた。(私のクロッキーの画像をご覧になっても明らかかと。)その状況でRさんは貴重な豊満な美術モデルである。豊満なばかりない。美術モデルに相応しい透明感のある色白の肌、そしてキメの細やかさは不変である。私は日記の中で真珠の肌と表した。このところさらにモデルとしての美しさが深化したのは、様々な現場で吸収するものが多いからだろうか。美術モデルとなるべくして生まれたと思われるようなRさん、かけがえのない大切なパートナーである。
ポーズはRさんの表現である。普段の仕事はポーズ時間や制作者数他、様々な制約の中でモデルしているが、私のポーズではそのような制約はなく、短時間のポーズを思う存分表現することができる。Rさんの体つきで一番目に入り強調したいのは豊かなバストである。腕により強調したポーズ、私個人或いは描き手の志向が一致した会のみに相応しいというのはRさんの意見である。
気心知れたRさんとの制作、50ポーズを一区切りにして大休止を挟みながらマッタリと進めたが、結果的には休止しない方がよかった。16時30分50ポーズまでは自然光、以降の10ポーズは人工のスポット光で制作した。
もっと前から美術モデルをしたかったとはRさんの談だが、今が一番旬、モデルとして好機なのかもしれない。
Rさんにポーズをお任せしてのクロッキーが殆どで数千枚のクロッキーを描いたはずだが、一度原点の私の指示によるポーズのみを描くのも一興かもしれない。
60点のクロッキー、掲載は5,6,7,11,13,14,15,18,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40,41,43,44,45,46,47,48,49,56,57,58,59,60点目のクロッキー、41点。
| モデル Rさん 感想メール |
| とうとうNo.Zまできてしまいましたね。 初めてSさんのところを訪れたときのことを思い出します。 あのときはこんなに回数を重ねることになるとは思いませんでした。 職業モデルを始めて、少しずつですがポーズが変わってきたと思います。 手に表情をつけること、限界のポーズでなくても絵になる形があるということ。 そんな点が活かせたらなぁと思いましたが、いかがでしたでしょうか? でも途中からそんなテーマも忘れて、いつものモードに入ってしまった気がします。 改めて、いつも魅力的に描いてくださってありがとうございます! 楽しかったです。 どうもありがとうございました。 |