<人間速寫484>

(2009年12月6日・晴、13:20〜16:20、モデル:Mさん・・・22歳女性〜インターネットで応募の美術モデルNo.272b)
昨日と一変して今日は快晴、冬の関東平野の典型的な天候となった。快晴に季節風がつき物だが今日は風もなく穏やかな天候である。私の個人クロッキーは自然光を重く見るので天候は気になるが、風も気になる。冬の北西の強い季節風は苦手である。というのは自然光を室内に送るために手製のレフ板を用いるが、野外に立てかけたレフ板が風で震動したり吹き飛ばされたりするのは大変困るからなのである。
本題、今日のモデルは1週間前にダブルポーズで描いたMさん、彼女から個人モデルの希望があったので早速お願いした。
ダブルの時はとても硬い感じでもっと年齢も上に見えたMさんだが、今日は明るい表情でとても伸びやかな感じ、表情もお人形・少女のような可愛い雰囲気である。被写体のモデルとしても活躍するMさん、場面によって多様に変化するのであろう、不思議な雰囲気を湛えた方でもある。
Mさんは過去造形の経験がある。自身の造形をモデルとしての表現に置き換えるという動機でモデルを始めたMさん、よってポーズはMさんの表現にお任せする。明るい色の髪、お花の飾りが素敵である。
細身で小柄なMさんだが、プロポーションのバランスはとても良い。お尻も女性らしく曲線が美しい。肌の色も白く白人のような雰囲気でもある。
正面のポーズもまとまりがあってキレイだが背面のポーズはさらに美しい。肋骨のレリーフと背筋のレリーフ、ゆったりとしたお尻との調和がとても良い。
快晴だが冬至に近い微弱な陽光、西に傾くとたちまち役に立たなくなる。15:30以降スポット光を当てたポーズとする。こちらも雰囲気がさっと変わるのが興味深いところである。
62点のクロッキー、掲載は11,17,18,20,22,23,24,27,28,36,38,39,40,42,45,47,49,50,53,56,58,59,61,62点目のクロッキー、24点。

モデル Mさん 感想メール
初回だった前回はダブルポーズだったので、今回は初めてのクロッキーモデル。
今まで他の方にも何度か描いていただいてきたけれど、Sさんは描く意識が本当に高い方なのだと、再認識致しました。

描くことにとても真摯に向き合っているから、わたしも表現することに、そしてSさんに真摯に対峙しなければならないな、とそしポーズをとりながら考えていました。

とは言っても、わたしの場合、表現しているときは虚無に取り憑かれなければうまくはいかない。
普段、被写体をやるときは意識しなければ虚無の域には入れないことが多いのだけれど、
今回はその「虚無になる」のがとても自然にできたような気がします。
思い返してみると、どのようなポーズをとっていたのか、あまり覚えていないのです。

Sさん、本当にお疲れさまでした。
また機会がありましたら、よろしくお願い致します。


  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  



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