<人間速寫483>

(2009年12月5日・曇→雨、13:10〜16:10、モデル:Rさん・・・29歳女性〜インターネットで応募の美術モデルNo.159y)
12月最初の個人クロッキーは私のモデルを5年続けてくださるRさんとの25回目の個人クロッキーである。私の制作に一番深く関わる支援者、良きパートナーとしての美術モデルである。近年モデルは季節毎、今回は夏以来の制作である。これまで私のためだけにポーズする美術モデルであったが、モデル活動に意欲的なRさん、新たに職業美術モデルとして開業した。様々な現場でポーズし、その様子を知らせてくれるが、各地に様々な教室やアトリエがあるものだと感心させられる。まだまだ私の知らない現場の方が遙かに多く、そういった現場に直接関わりができるのは美術モデルの特権であり羨ましい。
今までは壁際にポーズ台を置き、壁もポーズを支える一つの道具として扱ったが、今日は様々な現場へ応用できるようにとRさんの希望で部屋に中央にポーズ台を置き、360度囲みの設定でポーズを進める。
豊かなRさんの体躯はいつも通りでとてもポーズが掌握しやすい。美術モデルとしては理想的な体格で、どんなポーズもサマになり、さらに動作の途中でさえ描きたくなるような美しさである。細かな身体のパーツも造形的に理想的な形態でそれがバランス良く配置されている。
今日はあいにくの天気、微弱な陽光がさらに遮られているので、初めからスポット光を利用してのクロッキーである。起伏に富んだボリューム感のあるRさんの肉体の美がさらに強調される。
360度囲みのポーズ設定だったが、今までよりもポーズは難しそうである。Rさんらしく慎重に練りながらポーズを固定する。熱が入るのか汗を流し肌の色も紅潮する。
どのような現場でも誠心誠意、全力全霊でポーズしていることが伺え、Rさんは美術モデルになるべくしてなったのだ、もはや万人の造形には欠かせない存在ということを強く感じた。
53点のクロッキー、掲載は2,5,6,7,9,10,11,12,14,18,19,22,23,24,25,26,27,31,32,33,34,35,36,37,41,42,43,44,47,49,50,51,52点目のポーズ、33点。

モデル Rさん 感想メール
立ちポーズを何回か続けていたら脚の感覚が無くなってきて、
暗い部屋の中、浮島のようなポーズ台で1人、
強い光に照らされているのはとても不思議な感覚でした。
いつもはSさんの気配をしっかりと感じているのに、
触れる壁もなく、視線の先はぼんやりとした陰の空間で。
いままででいちばん「独り」を感じる設定でした。

ポーズ台が空間の中央にあると、大きな動きをつけることは難しくなりますね。
極端に力を片寄らせることが出来ませんし、自分で自分の体重を支えることになります。
いままでは壁や紐に体重をうまく逃していていたのだなぁと思いました。

そんな中でも冒険的なポーズに挑戦できてよかったです。
このクロッキーを他の会でも活かそうと思ってポーズを始めましたが、
やっぱり別物になってしまいました。
他の描き手さんの前では、あまり手が滑ったり脚が震えたりしては
描きにくくて失礼ですもんね。。。
そのあたりはSさんの技量に甘えてしまいました。


  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  





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